プロ野球のオールスターゲームを見ていて、「あぁ、Jリーグでも昔やってたな」なんて思い、こんな妄想企画をやってみたい。
Jリーグの今の過密日程の中でオールスターゲームを開催するのは現実的ではない。だから、「妄想」でやるのだ。実際に出来ないならば、みんなの頭の中で開催すれば良いのだ。
というわけでこの記事では私の「Jリーグ妄想オールスター2019」の内容を公開したい。
また、みなさんの妄想オールスターメンバーを「#Jリーグ妄想オールスター」で投稿いただけると盛り上がって楽しいので、ぜひやってみてほしい。
開催概要
まずは開催概要から。今回は1995年から2001年まで開催されていた「JOMO CUP Jリーグドリームマッチ」に近い形での開催を想定する。
J1のチームをJ-EAST(東側)とJ-WEST(西側)の2つに分けてメンバーを選出する。
チーム分け
まずはJ-EASTとJ-WESTのチーム分けから。
J-EAST | J-WEST |
コンサドーレ札幌 | 清水エスパルス |
ベガルタ仙台 | ジュビロ磐田 |
鹿島アントラーズ | 名古屋グランパス |
浦和レッズ | ガンバ大阪 |
FC東京 | セレッソ大阪 |
川崎フロンターレ | ヴィッセル神戸 |
横浜F・マリノス | サンフレッチェ広島 |
湘南ベルマーレ | サガン鳥栖 |
松本山雅FC | 大分トリニータ |
どこで東と西を分けるかがポイントだが、今回は長野(松本山雅)を東側、静岡(清水と磐田)を西側とする事でちょうど半々のチーム分けになることから、このチーム分けとしたい。
厳密には松本よりも清水の方が東側にある気もするが、今回はこれで許してほしい。
選出方法
過去のJリーグオールスターでは、選手の選出をサポーター投票で行っていた(これがまたメチャクチャ楽しかったのを覚えている)。
今回はそんな事は出来ないので、こんな選び方にした。
- 各チームからサポーター投票で人気TOP2名を選出(もちろん妄想)
- サポーターからの投票で最多得票の選手を各チームのキャプテンとする(これももちろん妄想)
- 怪我をしてるとかは考慮しない
- 2019/7/14時点のJリーグ第19節に登録されていた選手が対象(それまでに国外に移籍した選手は含まない)
- 監督の選出は7/14時点で最も良い成績のチームの監督とする
- アシスタントコーチの選出はサポーターの投票で最多得票の監督とする(言わずもがな妄想)
選手発表
それでは本題、私が選ぶ「Jリーグ妄想オールスター2019」のメンバーを発表する。
J-EAST
J-EASTのメンバーはこちら!
すごく良いバランスですね。いかにもJリーグオールスターという感じ。
J-WEST
続いてJ-WESTのメンバーはこちら!
J-WESTのメンバーはすごい事になっている!!J-EASTは昔ながらのJリーグオールスターみたいなメンバーなのに、WESTの世界レベル感がヤバい。
詳しくメンバーについて解説
ここからは選出したメンバーについて、少しだけ詳しく触れていこうと思う。
J-EASTの各メンバー
まずはJ-EASTの18名のメンバーについて。
背番号1:シュミット・ダニエル(仙台)
シント・トロイデンへの移籍が決まった選手だが、この時期までギリギリ仙台の選手だったので選出可能だった。
仙台育ちで仙台の選手なので、多くのサポーターに愛されている選手。熊本や松本のサポーターからの投票も多そう。
背番号2:内田篤人(鹿島)
言わずとしれた日本最高の右SB。
ほとんど試合に出ていないので鹿島サポーターからの投票は少なかったが、他チームのサポーターからの知名度と人気は抜群(妄想)。
甘いマスクで女性からの人気も高く、J-EAST2番目の得票数でJ-EASTの副キャプテン。
背番号3:森重真人(東京)
首位東京の堅い守備を支えるDFリーダー。
おでんくんとコラボしたLINEスタンプが売られている。
日本代表経験もあり、知名度もバツグン。
背番号4:レオ・シルバ(鹿島)
鹿島の心臓。ハッピーターンをガソリンに動く。
今はJ2にいるアルビレックス新潟のサポーターがこぞって大量に投票した(妄想)。
オールスターでもガツガツボールを奪いに行ってくれそうな雰囲気。
背番号5:杉岡大暉(湘南)
ナビスコカップではクラブ初のJリーグ制覇を経験。決勝ではゴールを決めてMVPを獲得。
東京オリンピックでの活躍も期待される。
全国に散らばる市船ファンからの得票も多かった(妄想)。
背番号7:前田大然(松本)
韋駄天ストライカー。
1試合で40回をゆうに超える、意味不明なスプリント回数をしょっちゅう記録する男。
第2節大分戦で記録した1試合53回のスプリント回数は、たぶん今後しばらく更新されないほど異常な記録。
水戸ホーリーホックのサポーターからの得票も多かった(妄想)。
背番号8:小野伸二(札幌)
日本でいちばん天才の人。
人気は何年経っても衰えず。その技術の高さと人柄の良さは、サポーターのくくりを超えて全ての日本人に人気。
44番はマリノスの畠中に譲り、8番が奇跡的に空いてたので8番を着用。
背番号9:マルコス・ジュニオール(横浜)
横浜のクリリン。
ゴールパフォーマンスが注目されがちだが、技術の高さや動き方も絶品。
横浜F・マリノスの好調を支える。ドラゴンボール好きから多くの得票があった(妄想)。
背番号10:大島僚太(川崎)
J-EASTの背番号10は大島。
石原軍団っぽい端正な顔立ちと、玄人を唸らせるプレーぶりで多くのサポーターから人気。
背番号11:ディエゴ・オリヴェイラ(東京)
7/14時点でJリーグ得点ランク1位(エジガルジュニオとビジャも同率1位)。
走れるし強いし上手い。PKの蹴り方も面白い。
背番号は9がマルコス・ジュニオールと被ったので、譲ってあげた。柏時代につけていた11番を着用。
背番号12:西川周作(浦和)
笑顔の人格者。フェアプレーを貫く姿勢はサポーターの枠を超えて愛される。
大分サポーターからの人気も高い。
背番号1は若いシュミット・ダニエルに譲ってあげた。
オールスターだし、直接FKとか蹴ってみれば良いんじゃないかな。
(C)背番号14:中村憲剛(川崎)
川崎のバンディエラ。
J-EASTの最多得票でキャプテン。
文句なしの技術とインテリジェンス、人柄の良さは多くのサッカー好きに愛される。
背番号16:齊藤未月(湘南)
生え抜きの湘南っ子。
湘南スタイルを細胞レベルで理解出来る選手。
U-20W杯でも名を上げた。いつか日本代表のキャプテンになりそう。
背番号18:チャナティップ(札幌)
愛らしい性格と、強烈なピッチの上での存在感は唯一無二。
タイ人選手初のJリーグオールスター出場。
サイコー!!
背番号20:槙野智章(浦和)
J-EASTのロッカールームDJ担当。
なんだかんだ言ってお祭りには欠かせない。
1番オールスターを楽しみそうな男。
背番号30:梁勇基(仙台)
仙台一筋16年。
仙台で出場した試合数は500を超えるレジェンド。
背番号10は若い大島僚太に譲ってあげた。自身は仙台入団当時の30番を着用。
背番号32:田中隼磨(松本)
松田直樹の背番号3を受け継ぐ松本の象徴。
マリノスサポや名古屋サポからの得票も多かった(妄想)。
背番号3は年下の森重に譲ってあげた。
背番号44:畠中槙之輔(横浜)
日本代表にも選出された期待のCB。
ヴェルディの下部組織出身で、ヴェルディでキャリアを積んだためヴェルディサポからの得票も多かった(妄想)。
千田先生のイラストではクレヨンしんちゃん風に描かれる。
監督:長谷川健太(東京)
首位を走るFC東京の長谷川健太監督がJ-EASTを率いる。
FC東京のように汗かき役の選手が多くないチームなので、齊藤未月と杉岡を酷使しようと目論む。
アシスタントコーチ:曺貴裁
J-EASTの監督で最多得票だったのは湘南の曺貴裁監督。
湘南のイヤーDVDで見せるエモーショナルな姿は、多くのJリーグファンに愛される。
ベテランの小野伸二だろうが、怪我がちの内田篤人だろうが、ぶっ倒れるまで走らせるつもり。
J-WESTの各メンバー
次にJ-WESTの18名のメンバーについて。
背番号2:立田悠悟(清水)
清水の高身長イケメンDF。
調子が良い時は190cmを超えるらしい(プロフィールは189cm)。
未来の日本代表を背負っていってほしい選手。
背番号5:三浦弦太(G大阪)
ガンバのDFリーダー。
宮本恒靖の薫陶を受け、更に素晴らしいCBに育ってほしい。
J-WESTはDFの選手が少ないので、フル出場してもらう選手。
背番号6:シミッチ(名古屋)
名古屋にやってきて数試合で、多くのJリーグファンを震え上がらせた技術の持ち主。
ボールの持ち方・視野の確保・身体の使い方など、攻撃面は超ハイレベルで、「困ったらシミッチに預けとけ」という発想になってしまいそうなほどの能力を持つ。
背番号8はイニエスタ御大がいるので、空いていた6番を着用。
背番号7:遠藤保仁(G大阪)
ガンバ大阪のバンディエラ。日本の司令塔。
J1通算600試合出場、Jリーグ22年連続ゴールなど、偉大な記録を挙げれば日が暮れる。
ビジャやクエンカ、ジョーなど「J-WESTの7番争い」は超熾烈だったが、Jリーグのオールスターなら遠藤保仁が着用すべき。
(C)背番号8:イニエスタ(神戸)
別次元の人。
ダントツの最多得票でJ-WESTのキャプテン。
CLもリーガもW杯もEUROもクラブW杯も全部優勝している。未だにこの人がJリーグにいるのが幻かと思う。
年俸は破格の32億円。
背番号9:フェルナンド・トーレス(鳥栖)
こちらも別次元の超スーパースター。
今夏で現役引退というのが非常に惜しまれる。
イニエスタに次ぐ得票数でJ-WESTの副キャプテンを務める。
背番号10:清武弘嗣(C大阪)
日本トップレベルのテクニシャン。
イニエスタやクエンカとの共演を心待ちにしている(妄想)。
大分のサポーターからも愛され、多くの得票を獲得(妄想)。
背番号11:ジョー(名古屋)
元セレソンの点取り屋。
CSKAやマンチェスター・シティ、コリンチャンスやアトレチコ・ミネイロなど、世界を股にかけて活躍してきた。
背番号7はヤットに取られたので、空き番の11番を付ける。
背番号18:柏好文(広島)
山梨出身のアタッカー。中田英寿と同じ韮崎高校出身。
サイドを何度も上下する運動量と、強気な1対1の姿勢が特徴的。
甲府サポーターにとても愛された選手なので、広島だけでなく山梨方面からの投票も集中した(妄想)。
背番号20:ビジャ(神戸)
またまた超スーパースター。
オールスターでスペイン代表の盟友だったトーレスと組めるのを楽しみにしている(妄想)。
現在37歳だが、ディエゴ・オリヴェイラとエジガルジュニオと並びJリーグ得点ランク1位。世界最高レベルの得点感覚はいつまでも衰えない。
背番号7はヤットなので、サラゴサでトップデビューした時の20番を付ける。
背番号21:カミンスキー(磐田)
2015年の加入以来、ジュビロ磐田のゴールマウスを守り続けてきたGK。
セービング能力の高さはJリーグ屈指。J-WESTは攻撃をしたい選手ばかりなので、オールスターでは仕事が増えそう。
ポーランドの英雄、デュデクに憧れている。
背番号22:マテイ・ヨニッチ(C大阪)
いつの間にか超イケメンになっていたというセレッソのDF。
クロアチア時代はコンスタントな出場機会が恵まれなかった苦労人。
ドラえもんのキャップを被る。
背番号23:クエンカ(鳥栖)
鳥栖にいる世界レベルのサイドアタッカー。
バルセロナの下部組織からトップチームに上がったが、バルセロナトップチームで活躍していたのは約1年で、その後は様々なチームを渡り歩いた。
サガン鳥栖に来ることになったが、鳥栖で見せるプレーぶりはさすがの一言。バルサ時代は身体が弱い印象だったが、今見せるプレーからはそんな印象は無くなった。
ビジャと同じくヤットに7番を取られたので、バルサトップデビュー時につけた23番を付ける。
背番号24:藤本憲明(大分)
2019年の大ブレイクプレイヤー。
J1初挑戦の29歳日本人FWが、前半戦で8ゴールを上げたことなんて過去にあったのか?
甘いマスクも人気に拍車をかける。
背番号10は清武に取られたので、佐川印刷時代につけていた24を付ける。
背番号25:松原后(清水)
静岡生まれ静岡育ち、清水の左SB。
松原良香の甥っ子。
日本では非常に貴重な、上背のある左利き左SB。
背番号27:三平和司(大分)
東が槙野なら、西は三平。大分のムードメーカー。オールスターには彼のような選手が必要。
J2通算200試合以上の出場を経験している。
大分のファン感謝デーでは、くまだまさしとコラボしたらしい。
背番号28:田口泰士(磐田)
ジュビロの司令塔。いかにもヤンチャそうな顔立ちだが、プレーぶりは落ち着いている。
沖縄出身なので沖縄からの投票も多そう。
背番号7をヤットに取られたので、プロデビュー時につけていた28番を着用。
背番号38:大迫敬介(広島)
今回のオールスターの最年少選手。
広島ユースからの生え抜きで、東京オリンピックでの活躍も期待される選手。
日本の次世代の守護神候補の筆頭。
監督:片野坂知宏(大分)
7/15時点で、J-WEST該当チームの中で最も順位の高いクラブ、大分トリニータの監督。
3年で大分をJ3からJ1に押し上げた片野坂流ポジショナルプレーは、J1の猛者を次々と撃破するほどの破壊力を持つ。
オールスターではイニエスタやトーレスなどの駒をどう使うのか、注目が集まる。
アシスタントコーチ:宮本恒靖(G大阪)
サポーター投票では、やはり大人気。他の監督を抑えて最多得票を獲得(妄想)。
J-WESTはDFの枚数が致命的に足りないので、ラスト5分くらいは選手として出場してもらう。
その他の関係者
ここからはオマケ。
始球式:ローランド
オールスターのお祭りに華を添えるのは、ホスト界の帝王ローランド。
実はプロサッカー選手に見劣りしない体つきにも注目。帝京サッカー部出身でサッカーもすごく上手い。
J-EAST応援団長:加藤浩次
J-EASTの応援団長は札幌出身の加藤浩次。スーパーサッカーでお馴染み。
J-WEST応援団長:矢部浩之
J-WESTの応援団長は大阪出身の矢部浩之。やべっちFCでお馴染み。この二人の応援団長だとめちゃイケ感が出るけど、まぁいっか。
実況:倉敷保雄
私の好みの問題で実況は倉敷さん。文化への造詣が深くて、遊び心もあるのでオールスターにピッタリ。
解説:戸田和幸
解説界のオールスターといえば戸田和幸。この試合はロジカルに解説しなくていいよ。
スペシャルゲスト:三浦知良・中山雅史
オールスターといえばこの二人。
ラスト5分くらいは出場してもらいましょう。カズはEAST、ゴンはWESTで。
最後に
というわけで、最後まで私の妄想に付き合ってくださったあなた、ありがとうございます。相当な物好きですよ、あなたは。
そんな物好きなあなたは、ぜひ「#Jリーグ妄想オールスター」で自身のオールスターメンツを投稿してみてね。