法政大学2年、上田綺世くんの鹿島アントラーズ内定の報道が出た。
ソースはこちら。
法大20歳“五輪世代エース”上田が鹿島内定 クラブ史上最速2年生で
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2019/02/11/kiji/20190210s00002179445000c.html
まだ確定リリースではないものの、非常に嬉しい報道だ。この報道を受けた上で、鹿島のエース育成計画について書き連ねてみたい。
上田綺世・ 染野唯月と鹿島アントラーズ
以前このブログにも記載したが、鹿島アントラーズの伊藤翔獲得は、「上田綺世・染野唯月」の2名の入団目処が立っているからこそなのではないか?という憶測を立てた。記事はこちら↓
伊藤翔の年齢は30歳と鹿島アントラーズに加入する日本人選手にしては高齢であり、その意味を推察するに、「(上田・染野が鹿島に加入して戦力になるまでの)3年くらいのFW事情を支える頼れる存在」として、脂の乗った30歳の伊藤翔は最適解なのではないかというのが私の仮説・推測だった。
ちなみに上田くんは鹿島アントラーズジュニアユースノルテ出身で、染野くんは鹿島アントラーズつくばジュニアユース出身だ。
鹿島のストライカー育成計画
今回の上田くん獲得の報道で、私の推測の50%は当たりそうだ。もしも推測通りに染野くんも鹿島を選択してくれるならば、鹿島のストライカー育成計画は順調と言える。
「鹿島のエースストライカー格の選手はいつか海外移籍をしてしまう」「大迫がいつか帰ってきてくれる」という仮定をした時に、鹿島のFW事情を予測してみる。
年度:エースストライカー格の選手
2019年:優磨・伊藤翔・セルジーニョ(育成枠:山口or金森)
2020年:伊藤翔・セルジーニョ・山口or金森(育成枠:上田・染野)
2021年:上田・新外国人・山口or金森(育成枠:染野)
2022年:上田・染野・新外国人
2023年:大迫・染野・新外国人
こんなイメージだ。優磨が仮にいなくなってしまうと仮定した時に、伊藤翔の存在は大きい。優磨から上田・染野へのバトンを繋ぐ存在としての伊藤翔だ。
もしも染野くんが鹿島に入団してくれる場合には、2022年頃には上田・染野の2トップが鹿島の看板になってくれることだろう。この2トップは夢が膨らむ。
また、上田くんが順調に成長して海外からのオファーが来た場合、その頃には大迫が鹿島に戻ってきてくれるという目論見もあるだろう。その時は大迫キャプテンと染野くんの夢の2トップの誕生だ。また、染野くんが海外移籍するまでには新たなストライカーを育成し、染野くんや鹿島に戻ってきた優磨やとコンビを組み、次の世代にバトンを渡す。こんなサイクルが作れるようになれば理想的だ。
このように上田くん、染野くんが鹿島に入団してくれるならば、優磨・上田・染野・大迫で、鹿島のFW陣は日本人だけで日本のトップレベルを維持することが出来る。長期的な目線の強化策として、素晴らしい内容といえるだろう。ここの争いに、垣田・有馬あたりがどれだけ食い込めるかといった所で、充実度が更に増していく。
上田綺世に期待するプレー
上田くんは、いかにもストライカーらしい選手という印象だ。スピードを武器にした裏抜けからのフィニッシュやゴール前でのポジショニングの良さが特徴的だが、181センチという身長もFWとしては充分にプロの規格だ。
将来的に優磨や染野くん、大迫と2トップを組む機会があった時も、タイプが被らないので相性の良さを発揮できると思う。個人的には9番というよりは、11番や13番をつけてほしい選手だ。
上田くんはゴールに拘る狡猾なストライカーなので、周りに良いパサーやクロッサーがいれば、より得点力を発揮できるタイプだと思う。おそらく名古や平戸、佐々木翔悟と、良い化学反応が生み出せるだろう。
いつから鹿島のトップチームでプレー出来るか分からないが、その日を楽しみに待ちたい。