今回は回顧録その3。
「私がなぜ鹿島アントラーズの戦術ブログを始めたのか」について書きます。けっこう意外な理由だと思います。
サッカーのブログを書こうとした事は無かった
私が鹿島アントラーズのブログを始めたのが2018年の秋頃。ロニーという名前のアカウントを作ったのも同じ頃。
それまで鹿島アントラーズやホーリーホックをずっと応援していたものの、サッカーのブログを書こうとした事は一度も無かった。ついでに言えば、サッカーの戦術ブログみたいなものを読んだこともほとんど無かった。
サッカーに関するアウトプットは友達との飲み会くらいなものだった。
アウトプットしようと思った事さえ一度も無かった。
きっかけは経営大学院のとある講義
そんな折、私は2018年の春から、夜間の経営大学院(ビジネススクール)に通い始めた。
自分自身のキャリアを見直す意味で、昼は会社で働きながら夜は経営大学院で経営やマーケティングの勉強をした。
2018年の後期、デジタルマーケティングについて学ぶ講義があった。
その講義は実践的な内容を重視していて、「自分でビジネスを立ち上げて、デジタルマーケティングを体験しなさい」というものだった。
ビジネスモデルの構築、顧客の開発からWEBサイトの立ち上げを自分で行い、CRMであったりデジタル広告であったりSNSであったり統計であったりを駆使してデジタルマーケティングを体験しなさい。というものだ。
私は比較的得意分野(というか本業)だったので、おそらく全て問題なく出来る作業だな、と思った。
さて実践するとなった時に、致命的な事に気付いた。
やりたいビジネスが無い
当時の私は「自分でビジネスを立ち上げたい」と思っていなかったのだ。肝心要の、ビジネスモデルそのものを思いつかなかった。
「これは困った」と頭を悩ませていた。
デジタルマーケティングで言えばSEOやSNSは特に得意分野だったので、その分野を使ってせめて最低限の成果を出そうと考えた。
そうなると、「自分の好きな事」や「自分の得意な事」でなければ短期で成果が出ない事は明白だった。
そこから導き出したのがサッカー。サッカーならば詳しい。サッカーならば好きだ。
しかし「サッカーのブログ」ではきっと誰も見てくれない。もっと絞ろう。
「鹿島アントラーズのブログ」ならどうだろう。見てくれる人がいそうだ。
でも、講義が終わるまでの短期間で”ある程度”の成果を出したい。ならばもっと絞ろう。
「鹿島アントラーズの戦術に特化したブログ」ならどうだろう。一定の需要も想像出来るし、なんかイケそうな気がした。
そうやって作り始めたのが、この「ロニーの鹿島アントラーズ戦術小屋」だ。
ビジネスモデル
鹿島アントラーズの戦術ブログを作るのは良いんだが、問題はビジネスモデルだ。
その講義はあくまで「ビジネススクール」の講義だったので、ただブログを作りました。アクセス集まりました。ではダメである事は明白だ。
そこで、いわゆる”ブロガー”のビジネスモデルを使う事にした。
ブログに広告を貼って広告収入を得る。広告収入のビジネスモデルだ。
しかしビジネススクールの講義でやるのが「ブログの広告収入」って有りなのか?と心配になった。他の受講生でそんなビジネスモデルを作ってる人は勿論いない。
そこで教授に「ブログの広告収入モデルって有りですか?」と聞いてみた。
すると教授は「広告収入も立派なビジネスですから、何も問題ないですよ。どうせなら講義をやってる間に収益を上げてください。」と答えてくれた。
そんなこんなで私は、「鹿島アントラーズの戦術ブログ」を立ち上げて、講義が終わるまでに「広告収益」を得る事に挑戦し始めた。
目標としていた数値
ブログを立ち上げた当時、講義が終わるまで(2019年の1月末くらいまで)に達成したい目標の数値を作った。実質4ヶ月とか、それくらいで達成したい目標。
収益がいくらで、PV数がいくつで、SNSのフォロワーがいくつで、何のキーワードで検索結果何位で、みたいな数値だ。そんなに高くない目標数値だったと思う。
有り難い事に、このブログを読んでくれた方はとても多く、当時立てた目標数値を全てクリアできた。
私はこの目標数値すらクリア出来ないようであれば、需要が無いのだからブログは辞めようと思っていた(ついでにアカウントも消そうと思ってた)。
教授からは「この講義が始まって以来、一番の収益を上げました。素晴らしい。」とお褒めの言葉をいただいた。※そもそも講義をやってる間に収益を上げた人がほとんどいないらしい。
その講義が終わってからも結局、私はブログを続けることにした。
ブログをやっている事によるポジティブな繋がりが沢山出来るようになったし、何よりブログを書くことが思いのほか楽しくて、自分に向いていたからだ。
正直、試合のレビューを書くのは大変な工数なので、広告収入には全く見合ってないのが本音ではあるが(苦笑)、それよりも楽しさや繋がり、ポジティブな反応をいただけるのが嬉しい。
これからのこのブログは続けることが一番大切だと思ってるので、細く長く続けていこうと思う。