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染野唯月・上田綺世、そして鈴木優磨と大迫勇也。鹿島ストライカー事情の青写真。

染野唯月の鹿島アントラーズ加入内定が正式発表された。高校2年ながら高校サッカー選手権得点王に輝いた、高校No.1ストライカーの加入だ。

染野 唯月選手の2020年加入内定について

http://www.so-net.ne.jp/antlers/news/release/72325

(鹿島アントラーズ公式サイト)

この記事では、2021年の加入が発表された上田綺世の事も含めて、鹿島の今後5年を担うストライカー事情について思いを巡らす。

今後5年を担うストライカーたち

まず、染野唯月・上田綺世の加入内定により、鹿島のストライカー事情には非常に明るい兆しが指す事になる。

まず、現在の鹿島のストライカーとして君臨する鈴木優磨と伊藤翔。その2名加えて現在はドイツでプレーしている大迫勇也も鹿島に(いつか)帰ってきてくれると仮定して、ストライカー事情について妄想の話を進めたい。

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2020年シーズンのストライカー事情

染野唯月(18歳)

上田綺世(21歳)※まだ強化指定選手

鈴木優磨(23歳)

大迫勇也(29歳)※まだドイツでプレー

伊藤翔(31歳)

おそらく、こんな感じになる。まだ鹿島のストライカーは鈴木優磨と伊藤翔の2枚看板になるだろう。私は2020年には優磨が海外移籍してしまうかな、と思っていたが、大きな怪我もあったため残ってくれるような気もしてきた。

染野にはカップ戦やACLなどでチャンスが回ってくるかもしれない。そして上田綺世も強化指定選手としてチームに加わる機会が増えるだろう。彼は強化指定ながら即戦力級だ。

優磨をエースに据えながら、経験豊富な伊藤翔もおり、育成枠としての染野もいる。場合によっては上田も使える。監督としてはやりがいを感じる状況だろう。

2021年シーズンのストライカー事情

染野唯月(19歳)

上田綺世(22歳)

鈴木優磨(24歳)

大迫勇也(30歳)※まだドイツでプレー

伊藤翔(32歳)

この年には、(もちろん行ってほしくないが)優磨の海外移籍も覚悟しておかなければいけない。

しかし逆にこの年からは上田綺世がいよいよフル稼働できる。上田綺世をエースに据えつつ、伊藤翔との2トップ、あるいは経験を積み始めた染野との2トップも見られるような形になるのではないだろうか。

この年あたりが「優磨の後」のNEW鹿島となるだろう。きっと大迫はまだ帰ってこない。

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2022年シーズンのストライカー事情

染野唯月(20歳)

上田綺世(23歳)

鈴木優磨(25歳)

大迫勇也(31歳)※まだドイツでプレー

伊藤翔(33歳)

この年あたりから、上田綺世にはエースの風格が出てくると嬉しい。もしかしたら染野も背番号9を与えられるような活躍を見せているかもしれない。

この年はW杯もあるので、上田綺世・大迫勇也の2名がW杯の本命、そこに染野も食らいついていけるか、という感じになれば素晴らしい。

大迫はおそらくこのW杯くらいまでは海外にいるのではないかと想像している。

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2023年シーズンのストライカー事情

染野唯月(21歳)

上田綺世(24歳)

鈴木優磨(26歳)

大迫勇也(32歳)

伊藤翔(34歳)

W杯も終わり、大迫はそろそろ鹿島に復帰に復帰してくれるのではないか、と想像する。それが2023年。逆に上田綺世は海外移籍を検討する時期かもしれない。

染野がバンバン点を取り出す時期も、おそらくこの年くらいからではないだろうか。染野・大迫というハンパない2トップが爆誕している可能性が高いのが2023年くらいだろう。想像するだけで楽しい。

上田綺世がまだこの年も鹿島にいるなら、鹿島のストライカー陣は間違いなく国内最強だろう。繰り返すが、想像するだけで楽しい。

2024年シーズンのストライカー事情

染野唯月(22歳)

上田綺世(25歳)

鈴木優磨(27歳)

大迫勇也(33歳)

伊藤翔(35歳)

染野が2026年W杯に向けて日本代表に招集されるくらいの時期ではないだろうか。鹿島のキャプテンは大迫になっているくらいの時代だ。

この年も大迫キャプテンとエース染野の2トップが見られるだろう。

当面のストライカー事情は明るい

ここまで書いたのは鹿島のストライカー事情の青写真は私の完全なる妄想で、おそらく現実は全く違う展開になる。

染野が1年目で活躍する事もあるかもしれないし、あるいは優磨がずっと鹿島で戦う事を選んでくれるという嬉しいサプライズもあるかもしれない。

それらを考慮した上でも、鹿島のストライカー事情は明るいと言って間違いない。

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海外移籍は必ずあるものと考える

これだけの逸材が鹿島を選んでくれるのは間違いなく嬉しいことだが、我々サポーターはひとつ、覚悟しておく必要がある。

染野唯月・上田綺世ほどの逸材の海外移籍は避けられないという事だ。

これは数年前からの傾向ではあるが、良い選手は海外に出ていってしまう。それを前提に鹿島はチームを組み立てなければいけない。

彼らが鹿島にいてくれる期間は、おそらく柴崎や植田が鹿島にいた期間よりも更に短くなる事だろう。時代はそういう流れだ。

海外移籍の後に戻ってきてもらえるチームでありたい

良い選手は海外へ行ってしまう。

それでも、鹿島には強いチームを維持する方法がある。

それは内田が鹿島に帰ってきてくれたように、「若くして海外へ挑戦した選手が、また鹿島に帰ってくる」というサイクルを生む方法だ。

このサイクルを生んでいく事こそが、「鹿島が持続的に強いチームであり続ける」という事に繋がる。

大迫も、柴崎も、昌子も、植田も、海外の経験を内田のように鹿島に還元し、戦力としてプレーしてくれるならば、「若手の海外移籍⇔30過ぎの選手の復帰」というoutとinの戦力バランスが保たれる。今はoutが多いが、いつかinが増えるタイミングも来る事だろう。

鹿島がこれからも続けていかなければならない大切な事は「(移籍した選手も含めて)鹿島ファミリーであること」という空気感の醸成だ。

これを続けられれば、きっとまた若い有望な選手は鹿島を選んでくれる。

 

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