バイエルン・ミュンヘン戦の大迫勇也のプレーぶり【2020/6/16ブンデスリーガ32節】

6/16、大迫勇也の所属するブレーメンはリーグ戦でバイエルン・ミュンヘンと対戦して0-1で敗戦した。

大迫は1トップで出場し、スタメンでフル出場。今回は久々に大迫のフルタイムでのプレーが見られたので、彼のプレーぶりについて印象を書き留めておきたい。

大迫は久々の1トップフル出場

大迫はこのゲームで、5-4-1の1トップとしてスタメンフル出場した。

大迫がFWのポジションでフル出場をするのは、かなり前まで記憶を辿らないと思い出せない。私自身、FWの大迫のプレーを楽しみに見ていた。

ブレーメンはブンデスリーガの降格圏である17位に低迷。あと3試合(バイエルン戦を終えてあと2試合)を残して1部残留に向けた正念場となった。

大迫のマッチアップの相手はボアテングやアラバ。世界最高レベルのDFたちに、どのようなプレーを見せるのか。

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ポストプレーはバイエルンにも通用したが……

試合を通して大迫のポストプレーの精度は高く、攻撃の起点になっていた。現地では大迫のプレーを高評価する報道もあったようだ。

バイエルンのDFを相手に難しいボールを収めて、楔のパスを次に繋げるプレーは確かに目を見張るものがあった。彼のポストプレーは世界のトップレベルでも通用するという事だろう。

しかし、大迫やブレーメンがバイエルンのゴールを脅かしたシーンはそう多くなかった。

私自身、もっと相手に勝負していく大迫が見たいというのが本音だった。一言で言うならば、「もっと出来るだろう」と思ってしまった。

「身体を入れて、味方に繋いで」というプレーは通用した。しかしそれではブレーメンも大迫もバイエルンを相手にゴールは奪えなかった。

試合を通して大迫はゴールから離れた位置での仕事がほとんどで、本人も苦しいゲームだったのは間違いない。それでも大迫が無理してでも相手を外してゴールに向かっていく強引さが必要なゲームだったのではないだろうか。

もっと獰猛に相手に挑んでいく大迫が見たいと、私は感じてしまった。

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ラスト3節のブンデスリーガ残留争い

ブレーメンはバイエルン戦を負けてしまったので、あと2試合で降格圏の17位。

  • 15位:マインツ 31試合消化・勝ち点31
  • 16位:デュッセルドルフ 31試合消化・勝ち点28
  • 17位:ブレーメン 32試合消化・勝ち点28

※17位まで自動降格、16位はプレーオフ

本日行われる「ドルトムント-マインツ戦」「ライプツィヒ-デュッセルドルフ戦」の結果には注目したい。

この2つのゲームでマインツとデュッセルドルフが敗戦するなら、ブレーメン残留の目も出てくる。

今週末(33節)はブレーメンとマインツの直接対決だからだ。

ブンデスリーガは今週末に33節、6/27に最終節と、今月中にクライマックスを迎える。

大迫はこの所、先発出場を続けているので、次節も最終節も出番はやって来るだろう。大迫がゴールでチームを残留させる姿が見たいし、応援したい。

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