Jリーグ中断で寂しいそこのあなた。私と一緒に懐かしい試合でも振り返ろう。そうしよう。
Jリーグが再開するまで、当ブログでは不定期に「懐かしい試合を振り返ろう」シリーズを展開したい。
今回は2014年J1リーグ第18節、鹿島アントラーズVSサンフレッチェ広島。
動画
ハイライト動画はこちら。
スターティングメンバー
鹿島アントラーズ
GK:21曽ヶ端準
DF:23植田直通、15昌子源、22西大伍、16山本脩斗
MF:40小笠原満男、20柴崎岳、33カイオ、28土居聖真
FW:13中村充孝、11ダヴィ
監督:トニーニョ・セレーゾ
おぉ、なんだこのスタメンは。ダヴィ以外全員サッカー上手いぞ。ダヴィ以外全員。※ダヴィは好きです
カイオはプロデビューの年、柴崎・昌子・土居はプロ4年目でしょうか。3人揃ってるのが何か嬉しい。
ちなみにベンチメンバーは本山雅志、佐藤昭大、山村和也、青木剛、ルイス・アルベルト、伊東幸敏、杉本太郎。セレーゾは負けてる時には本山を起用するか、ルイス・アルベルトを起用して柴崎をトップ下に上げていた。
中田浩二が引退した年だがベンチ入りせず。山村・青木・ルイス・アルベルトと同ポジションに凄いメンバーがいたのが分かる。
ちなみに今も在籍してるメンバーは曽ヶ端・土居・山本の3名。
サンフレッチェ広島
GK:13増田卓也
DF:5千葉和彦、4水本裕貴、33塩谷司
MF:8森崎和幸、30柴崎晃誠、18柏好文、16山岸智
FW:10高萩洋次郎、9石原直樹、11佐藤寿人
監督:森保一
対する広島も中々凄いメンツ。
今やFC東京の心臓となっている高萩洋次郎が10番つけてた。のちにアルアインでカイオとチームメイトとなる塩谷も出場。
今も広島に在籍してるのは柴崎と柏の2名。
先制点
先制点のシーンは柴崎が中村に浮き球の縦パスを入れて、中村が収めてエリア内へ走るカイオへ。カイオが股抜きシュート。
柴崎・中村の技術の高さが光り、最後はカイオの決定力。
ダヴィが中村からボールを落としてもらおうとポジションを取っているけど、落としを貰って何をしたかったのだろう。たぶんシュート打っちゃうんだろうな。ダヴィはいちいち可愛い。
しかしダヴィに落とさず、溜めてカイオに渡した中村充孝の判断と落ち着きは見事である。
カイオも1年目でこの決定力はすげぇ。
ゴール前に走り込んでる土居の機動力も褒めてあげたい。
土居聖真の1対1
「柴崎晃誠の不用意なバックパスを奪った土居聖真」がGKと1対1を迎えてGKに止められてしまうシーン。
これもなんかよく覚えてる。
土居はこの次の年から8番を背負う事になるはずなので、確かこの年のプレーは良かった。土居聖真の存在感が徐々に出てきたシーズンだったと記憶している。
カイオに走らされるダヴィ
ハイライトには、ロングカウンターでカイオのパスに走らされるダヴィも収められている。
ロングカウンターで前線の4人が走ってるんだけど、本当は先頭を走ってほしいダヴィが一番走ってない。
それでも土居と中村のランで、ダヴィの所が一番チャンスになったので「走って!」と言わんばかりにダヴィにパスを出すカイオ。ギリギリ追いついて「絶対に決まらんだろ」という角度からも妙に惜しいシュートを打っちゃうダヴィ。ダヴィ可愛い。
この年の鹿島はシュート数がめちゃくちゃ多かったはず。ダヴィがこういうシュートを連発してたから。
柏の同点ゴールとルイス・アルベルト投入
この頃から柏にゴール決められてたのか……
昌子の守備がまだ無双していない時代。ゴール前で甘さが出たシーン。
そしてルイス・アルベルト投入。ボランチをルイス・アルベルトと小笠原にして、柴崎を一列上げるセレーゾ得意の交代策。
これ、結構ハマった事の多い交代策だった。
柴崎の攻撃的センスを前目で発揮出来る事と、ルイス・アルベルトがアグレッシブにボールを刈り取れる事で攻守両面においてポジティブな結果が出ていたんだろう。柴崎はボランチで走り回った後に一列上がる訳だから、相当なスタミナがあった。セレーゾから柴崎への信頼もめちゃくちゃあった事が分かる。
ルイス・アルベルトが決めちゃう
そしてルイス・アルベルトを投入して、まさかルイス・アルベルトが自分でテクニカルなゴールを決めちゃう。
「お前が凄いの決めちゃうんかーい!!」
とツッコんだ記憶がある。
なんか面白い選手だった。ルイス・アルベルト。タトゥーが格好良かったね。
西大伍のスーペルゴラッソ
そして西大伍のスーペルゴラッソ。2014年のJ1最優秀ゴール。
キッカーの小笠原はいつも気を抜いてない。だからこそ、虚を突いたセットプレーが多かった。
私が一番気軽に真似できた小笠原満男のプレーは「どんな時も気を抜かずにリスタートの機会を伺う」だった。
西大伍は勿論素晴らしいのだが、気を抜いてない小笠原がやはり好きだ。
小笠原の「俺がお前に当てて決めたゴール」というコメントも語り草。
柴崎からダヴィ、ダヴィから柴崎
そしてルイス・アルベルトを入れて柴崎を一列上げた本当の効果が出る。
相手が疲弊してブロックを整えられない時間帯に、柴崎のロングラン。
試合終盤のロングランこそ、柴崎の一番好きなポイントだった。柴崎は足が速いわけではなかったが、持久力があるので試合終盤になると”相対的に”速くなった。
そして柴崎からプレゼントゴールをもらったダヴィが、今度は相手を吹っ飛ばして柴崎にプレゼントゴールをあげる。これくらいのコンタクトが毎試合ノーファウルなら、ダヴィはもっと活躍出来ていたんだが。多くのプレーでファウル取られてイライラしてた印象。
試合終盤にしては、柴崎へのパスが厳しい所もダヴィの愛嬌。ダヴィ可愛い。
「柴崎よく走った!」と思った事を覚えてる。
終わり
こんな感じで、J再開まで昔の思い出話的なコラムを書いていこうと思う。お時間有る方はお付き合いください。